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 次は、秋刀魚漁の歴史です。
 秋刀魚漁は約300年前の江戸時代に三重県南部で刺網が開発され、全国に広がりました。北海道へ漁に出るようになったのは、約20年前です。それまでは熊野沖で操業していました。当時、船頭だったぼくのおじいちゃんは「秋刀魚が捕れなくなってきている。先細りになるのでは」と心配していました。そのとき、隣の尾鷲市の船に乗っている人に「北海道に行ってみないか。」と言われたそうです。そして、10日間ほど現地を視察し、おじいちゃんは「やれる」と踏み込みました。そして、漁解禁が一番早い10t未満の船を選びました。

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