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〒519-4442 三重県熊野市神川町神上63
『神川町に伝わる長者伝説T』
昔、〔神の上〕のある人が谷へ若水を汲みに行き、前掛けを広げて、「福を供えて下さい」と言いながら水を前掛けに汲んでいたところ、白い蛇がその前掛けに飛び込んできた。そこで、その蛇を持ち帰って家の倉庫へ祀った。するとそれ以来、その人の家は非常に栄えるようになった。
※〔神の上〕ではなく、〔七色〕の人であったという伝承もある。
『神川町に伝わる長者伝説U』
昔、〔長原〕に名前はわからないが長者がいて、宝物を埋めた。そして、宝物があることを歌った歌が次のように歌っている。
「朝日さす 夕日さす えの木の下で きんしゅ ぎんしゅは数知れず」
(「紀伊 熊野市の民俗 大谷大学民俗学研究会編」より)