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〒519-4442 三重県熊野市神川町神上63
「照光山嶺泉寺(曹洞宗)」 神川町神上区
<嶺泉寺本堂>
嶺泉(れいせん)寺は弘治2年(1556年)に秀山噋和尚によって開かれた。また、伊豆国田方郡中大見村最勝院の8世大田精賢大和尚を開山とする。明治6年から廃仏令によって、しばらく廃寺となったが、明治17年に再興された。
当寺は〔神の上〕の飛鳥神社と山寺権現の別当寺であったことから、氏神の飛鳥神社の雨乞神事に使われた能面3面が寺宝とされている。また、墓地の入口には北山組の大庄屋であった山口氏によって立てられた天保9年(1838年)の名合碑が見られる。本尊は釈迦如来であり、普賢と文殊両菩薩が脇侍である。
また嶺泉寺境内にある稲荷は寺の守り神とされ、初午の時にこの社の前に餅、魚、御神酒を供え、紅白の餅を撒く。
「紀伊 熊野市の民俗育生町、神川町編」(大谷大学民俗学研究会編)より
<境内にある稲荷大明神>