公開授業研究会(授業参観) 2019.1.29(火)     トップページに戻る

 学習院大学教授 佐藤 学先生を講師に迎え、公開授業研究会(授業参観)を実施しました。三重県内はもとより、大阪や福井、千葉の先生方も木本中学校の授業の様子を参観していただきました。また、この日は「中国の福建省厦門市(ふっけんしょう あもいし)」で教員をしている22名も参加してくれ、熱心に授業や生徒たちの様子、学校掲示などを見てくれていました。総勢70名ほどが見つめる中、生徒たちは、日頃と比べると少し緊張した様子で授業を受けていました。しかし、グループで難しい課題(JUMP課題)に挑戦し、学び合う姿がどの授業でも見ることができました。
 5限目終了後、参加していただいた先生方と本校職員で研究協議を行い、木中の授業の良いところや課題点を出し合ったり、他校の先生からの感想や質問、意見をいただきました。
 佐藤先生は、今、第4次産業革命が起こっており、これから社会はますます複雑化し、知識の高度化が進んでいく。10年~20年先、労働市場の4割以上が、AIとロボットに交代する。現在の仕事の6割が存在しなくなる。労働市場の激変によって、教育の格差による貧富の格差が著しく拡大する危機が待ち受けていると予測している。第4次産業革命の時代において、子どもたちの学ぶ権利と質の高い学びを保障し、社会に参加して活躍できる子どもに育てるためには、「主体的で対話的な深い学び」が必須要件になると、話していただきました。
 そのために木本中学校は、これまでの行ってきた、「場」(教室の机の配置)、「関係」(聴き合う関係)、「環境」(静かな環境)を学びの基盤とし、創造性、探究、協同を取り入れた、「探究的な授業」を展開していきたいと思います。