防災スリッパ作り
防災時に生活に役立つものを作ることができないかと考えました。マスクや食器、ゴミ箱などいろいろなものが手軽に作れそうなものがたくさんありました。
小学生が夏休みの自由研究で発表した『新聞紙で作る即席スリッパ』が、災害時に役立ちそうと話題になっていたので、これなら実用的だと思い、選びました。
この防災スリッパは、新聞紙が4枚あればできること、新聞紙以外は使わなくてもいいことから、避難所生活の中で作ることができると考えます。
防災スリッパの作り方
【用意するもの】
フル新聞紙4枚
① 新聞紙を広げて縦に長く使います。片方の端を補強するため、かかとの高さ(3cm)くらいに1~2回折ります。
② 折り返した方を手前にして、新聞紙に足を置き、かかと側の新聞紙を持ち上げます。
③ 持ち上げた部分を足に沿わせて、両側から折り曲げていきます。
④ 左右に余っている新聞紙を足の甲側に折り曲げます。
⑤ 反対側も同じように折ります。余ってきたら、底の方へ覆うように折り曲げていきます。
⑥ 細長く余った部分は、そのまま下に折り込みます。
⑦ 足のサイズに合わせ先端を底に折り曲げ、かかと側まで持っていきます。
⑧ スリッパ内部に入れやすくするために、先を細く折ります。
⑨ かかとの内側に余った部分を折り込めば、完成です!
※ あまった新聞や段ボールがあれば、スリッパに中じきとして入れることで底が丈夫になり、鋭利な物や割れたガラスを踏み抜く危険性を下げることができます。
グループで作成している様子
集まった人を8つのグループに分け、それぞれのグループに小3~中3の24人を3人ずつ分けました。各グループでその3人が先生役となり、全体の進行に合わせながらスリッパ作りをしました。
考えていた以上に子どもたちが先生役としてがんばってくれたので、両足分のスリッパを作り上げることができました。何よりも、地域の人たちが子どもたちの活躍する姿を喜んでくれました。
子どもたちのスリッパ作りの感想です。
「一番印象に残ったのは、地域の方といっしょにしたスリッパ作りです」
「スリッパのつくり方を地域の人に知ってもらえてよかったです」
「子どもたちと地域の人がふれあうことができてよかった」