開かれた学校を目指し、地域の皆さんといっしょに子どもの成長を見守ります。熊野市立井戸小学校

令和２年度修了式を行いました。コロナ対応に追われた一年でしたが、子どもたちはたくましく、そしてひたむきに勉学に励んでくれました。修了式では子どもも大人も、一年間頑張った自分に大きな拍手を送りました。

本年１年間、ありがとうございました。 

修了式のあと、離任式も行いました。

令和２年度卒業証書授与が行われました。２６人の６年生が井戸小学校を巣立っていきました。最高学年として、委員会活動や児童会行事などで「全校の先頭に立ち活躍したい」という意欲にあふれていた６年生でしたが、学校に行けない期間が続き、多くの行事が中止や規模を縮小する中で、６年生が活躍する機会が少なくなっていきました。それでもみんなは決してくさることなく、いつも前向きに生き生きと活動してくれていたと思います。素敵な２６人の子どもたちの未来が幸多きものであることを、心より祈っています。

この日の集会終了後、６年生から１年生に、あやとりの紐がプレゼントされました。今年はコロナの影響で一緒に遊ぶこともなかなかできなかったので、その代わりに６年生が家庭科の時間に編んで作ったあやとり紐を１年生にプレゼントしてくれました。渡すほうももらうほうも、どちらもはにかんだ”いい笑顔”で、とても優しい時間が流れました。

この日は本年度最後の集会でした。各委員会から取組の反省などの発表があった後、５年生が「６年生クイズ」をしてくれました。今年はコロナウィルスの影響で６年生を送る会が実施できなかったので、その代わりに、６年生にアンケートを取った結果をクイズ形式で全校児童が答える「６年生クイズ」を５年生が企画・運営してくれました。「６年生の一番好きな色は？」「６年生が小学校生活で一番楽しかったことは？」などの問題が出て、在校生・６年生一緒に楽しい時間を過ごしました。

熊野市役所防災対策推進課の仲森さんをお招きして、４年生が防災のことについて学ぶ学習を行いました。「台風」「地震」「津波」に関して、事前に仲森さんにお伝えしていた質問をして、仲森さんに回答・解説をしていただきました。東日本大震災から１０年の節目を迎え、あらためて津波から「遠く、高く」逃げることの大切さなどを学びました。

昨年まで本校で勤務されていた和田利信さんをお招きして、３年生が地域の歴史についての学習をしました。「井戸」という地名が、「井土」と「瀬戸」が合わさってできていたことなど、身近なことでも意外と知らないことが多くてみんな興味津々に聴き入っていました。

６年生が卒業遠足で熊野少年自然の家を訪れました。自然の家には５年生の時にも来ていますが、その時は天候が悪く、屋外での活動ができなかったため、この日は念願の「関所ハイキング」をまず楽しみました。午後からは新設された「ボルダリング」の体験をしました。コロナの影響で遠くには行けませんでしたが、みんなで過ごす思い出深い１日となりました。