開かれた学校を目指し、地域の皆さんといっしょに子どもの成長を見守ります。熊野市立井戸小学校

１０月２２日（木）は、５年生が「熊野少年自然の家」での校外学習、その他の学年が遠足の予定でした。当日はあいにくの雨模様で、遠足は２７日（火）に延期となりましたが、５年生の自然の家での活動は予定通り行われました。本来は１泊２日の予定でしたが、今年はコロナの影響で宿泊はせず、日帰りでの活動となりました。途中雨も上がって、子どもたちも楽しみにしていた屋外での関所ハイキングも実施でき、短いながらも充実した活動となりました。

そして２７日（火）、延期となっていた遠足が秋晴れの好天のもと行われました。公共交通機関の利用を控えたので、今年は徒歩を基本とした行程でした。春の遠足はコロナの影響で中止となったため、子どもたちは久しぶりの外でのお弁当タイムを思い思いに楽しんでいました。

今日は児童集会がありました。後期になって初めての集会ということで、各委員会からの発表などもあることから、リモートではなく、児童どうしの間隔を十分とって体育館で行いました。最初に校長から、「みんな４月からずっと頑張ってきて、少し疲れてきてないですか。しんどいときにはしんどい気持ちを誰かに聞いてもらうことで、少し気持ちが安らぎます。」という内容の話をし、徳島県のボランティアグループ「ぴーなっつ」さんが作った絵本を紹介して、読み聞かせの動画を視聴しました。これは、コロナウイルスへの不安な気持ちで心が疲れてしまったタヌキのポン君と、そのポン君に優しく寄り添う友達と先生を描いたお話で、これまで本当に一生懸命がんばってきた子どもたちに今聞かせてあげたいお話として、選びました。どの子もみんな真剣に聴いていました。

そのあと、各委員会から後期の活動内容についての発表がありました。どの委員会もよく練習されていて、とても分かりやすくてテンポのいい発表でした。 

�@     「ぴーなっつ」さんの絵本

�A     前期児童会退任のあいさつ

�B     後期児童会就任のあいさつ

�C     保健委員会

�D     体育委員会

�E     給食委員会

�F     環境美化委員会

�G     掲示委員会

�H     図書委員会

この2日間は、地元の手話サークルで活躍されている井奥つな子さんをお招きして、４年生と5年生が『古道の旅人』という熊野古道をテーマにした歌を手話付きで歌う学習を行いました。井奥さんは過去に地域の保育所に勤められていたので、多くの子どもたちにとっては懐かしい井奥先生です。優しい語り口と温かい眼差しで熱心に手話をご指導くださり、子どもたちも1時間の授業の間に手話を交えながら歌うことができました。井奥先生、本当にありがとうございました。

９月２４日に事前のワークショップを行った「文化芸術による子供育成総合事業」によるクラシック・バレエの本公演がこの日にありました。当日はコロナウイルス対応のため、体育館で行われる公演を児童は各教室でリモートで鑑賞しました。華やかな舞台照明やセット、生のピアノ演奏、ダンサーのダイナミックで繊細な動き、マットを駆け回る足音などを子どもたちがその場で味わえなかったのはとても残念でしたが、それでも間近で行われたプロの芸術に少しでも触れることができ、またとない貴重な体験ができました。小林紀子バレエ・シアターの皆さま、本当にありがとうございました。

１０月１日（木）・２日（金）の１泊２日で、６年生が修学旅行に行ってきました。もともとこの日に予定されていた修学旅行でしたが、新型コロナウイルスの影響で、２泊３日の行程を１泊２日に短縮し、行き先も奈良・大阪方面から県内の施設に変更しての実施でした。それでも子どもたちは、無事に出発の日を迎えることができてホッとした様子でバスに乗り込みました。見学先は初日が「おやつタウン」と「鳥羽水族館」、２日目が「パルケエスパーニャ」と伊勢神宮前の「おかげ横丁（おはらい町）」で、宿泊は賢島の海が一望できる志摩市のホテルでした。どの見学先でも子どもたちはとても楽しそうに活動していて、班行動もしっかりとでき、６年生みんなの絆を深めた２日間でした。