1学期期末テストが終わった6月28日(金)の午後、救急救命法講習会を行いました。今年度も熊野市消防紀和分署の職員2名の方々に教えていただきました。初めに、なぜ救急隊が到着するまでに、心肺蘇生法が必要なのか。ということをみんなで考えました。心肺が停止すると血流が止まり、酸素が各細胞に届かなくなります。すると、一番ダメージを受けるのは「脳」だということです。「脳」に酸素が届かなくなると3分で細胞が死に始めます。「脳」は他の細胞と違って、再生能力がありません。一度死んでしまった細胞は、二度と元には戻りません。呼吸停止後すぐに心肺蘇生法を始めなければ、たとえ医師や救急隊によって再び心臓が動き出しても、大切な脳の機能が失われてしまっていることになります。勇気を持って心肺蘇生法を開始し、救急隊が到着するまで患者さんの脳に酸素を送り続けることが大切です。
この話の後、救急隊の2名の方と、職場体験学習で消防署にお世話になった「橋爪康太朗くん」の3名で、倒れている人を見つけてから、初期症状の判断、119番通報、心肺蘇生法開始、AEDの使用までの一連の流れを実演していただきました。消防隊の方々はもちろんですが、康太朗くんもテキパキと指示をしたり、心臓マッサージを正確に実演して、他の生徒にとってはとてもわかりやすかったです。
その後、全員が実技に取りかかりました。1年生は初めて体験する生徒もいて、心臓マッサージ・人工呼吸ともなかなか難しいようでしたが、一生懸命に取り組んでいました。2・3年生は経験がある分、スムーズにできている人が多かったです。最後の10分ほどで、簡易担架の作り方と運搬方法について教えていただきました。
生徒の感想から
・中学校で教えてもらった心肺蘇生法がいつか使うときが来たら、使えるように忘れないようにしたい。
・今年初めて知った簡易担架の作り方や、傷病者の運び方など、機会があれば活用していきたい。
・どこかで人が倒れている場合、きちんと心肺蘇生法ができるように頑張ります。
今日は、紀南教育振興会中学校音楽部会の先生2名が、本校の全校生徒を対象に「合唱指導」を行ってくれました。2・3年生は、昨年も経験済みですが、1年生にとっては、全校での音楽の授業、他校の先生による合唱指導が初めてなので、少し緊張した表情で授業が始まりました。
合唱曲「希望という名の花」という音楽の教科書に載っている曲を練習しました。パート別に分かれ、ソプラノパートは美術室で、アルト・テナー両パートは音楽室で、本校の若山先生と音楽部会2名の先生で親切に指導していただきました。窓の外を見ながら、「プールに声が落ちていかないように!」「あの山に向かって〜」などと、楽しく歌えるように声をかけてもらっていました。
授業の最後に全員で合唱しました。やはり、専門家の指導により、とても心地よいハーモニーを奏でていました。今後の合唱に期待しています。音楽部会の先生方ありがとうございました。
6月19日(水)「巨大地震(M9.0)・震度6強が発生」を想定した避難訓練を実施しました。前日18日(火)22:22に、山形県沖で「M 暫定値6.7・最大震度:新潟県村上市
6強」の地震が発生したこともあり、生徒たちは真剣な表情で取り組んでいました。
5限目終了3分前に地震発生。それと同時に教科担任の指示のもと、机の脚を持って「第1次避難」。揺れが収まった30秒後に「第2次避難」です。2階南側にある非常階段から、ヘルメットを被り先生に誘導され、「おはしもち」を意識しながら中庭まで避難しました。「おはしもち」とは、「お」押さない、「は」走らない、「し」しゃべらない、「も」戻らない、「ち」近づかない(倒れそうなものに)といったことです。中庭に整列し、室長が人数確認を行い、担任に報告、担任から校長へ報告します。第2次避難開始から全クラスの人数報告が完了するまで、1分10秒でした。
最後に校長先生からは、「訓練では、何も障害物や危険はありませんが、もし本当の巨大地震が起こった場合は、瓦が落ちてくる、窓ガラスが割れて散乱しているなど、いろんな状況下での避難となります。自分の命を守ることを考えて、落ち着いて行動することが大切です。」といった話がありました。
今後も、地震や火災を想定した避難訓練を実施していきたいと思っています。
夏の中体連総体の前哨戦となる、三重県中学生ソフトテニス選手権大会が6月16日(日)三重交通Gスポーツの杜鈴鹿庭球場で開催されました。本校からは、5月の熊野地区予選を優勝して勝ち上がった、橋爪康太朗(3年)・前川那都(3年)ペアが出場しました。
土曜日の大雨の翌日でもあり、たいへん風の強い中での試合となりました。2回戦からの登場でしたが、相手は1回戦を勝ち上がってきています。たいへん緊張した様子の立ち上がりでしたが、何とか自分たちのペースで4対1で勝つことができました。
3回戦は、三重県選抜チームにも選ばれていた「大台中学校」ペアとの対戦でした。5月の練習試合で対戦していたので、だいたいの様子は知っている同士の戦いでした。集中してゲームに入ることができたことと、競り合ったゲームを取れたこと、0−3から追いついてゲームが取れたなど、何とか4対0で勝利しました。
ベスト8を懸けた4回戦は、「神戸中学校」ペアとの対戦です。相手が試合前に足をつってしまい、試合開始が少し遅れたこともあり、集中してゲームに入れなかった感がありました。常に、相手のペースでの試合展開になってしまい、残念ながら2対4で敗戦となりました。
この経験を活かし、夏の総体では、技術を磨き、精神的にももっと強くなって、地区大会、県大会、東海、全国へ行ってもらいたいです。
6月6日(木)と7日(金)の2日間、職場体験学習を実施しました。本校では、2年生・3年生が隔年で職場体験学習と修学旅行を実施しています。今年度は、職場体験学習の年で、2年生・3年生が熊野市内の各事業所でお世話になってきました。
ご協力いただいた事業所は、瀞流荘、ビジネスホテル河上、三重県農林事務所、熊野森林組合、熊野消防署紀和分署、紀南病院、紀和町ふるさと公社、入鹿保育所、湯ノ口温泉、ひまわり保育園、熊野市立図書館です。
この学習の目的は、
@ 職場を訪問し、仕事を体験することにより、今後の自分の進路や生き方を考える土台とする。
A 体験を通して、働くことの大切さ(やりがい)、喜び(達成感)、厳しさ(苦労)を知る。
B 広く地域の産業を知るとともに、社会人としての基本的なマナーや言葉づかいを身につける。
C 体験する中で学んだことを、今後の中学生活に役立てる。
以下、生徒の感想・部屋の掃除や食器洗い、フロントの仕事などを経験しました。その中で食器洗いが一番たいへんでした。
・自分から患者さんに話しかけるとなると消極的になってしまった。職員の方々は話題作りと自然さがプロだなぁと感じた。
・下草刈りでは、いろんな話を聞きながら実際に体験できてうれしかったです。何十年もかけて育っていく木の手伝いができてよかったです。
・消防士は協力というものがとても大切で、また、それがやりがいだと思いました。放水隊活動やCPR隊活動をさせてもらって、チームで協力して助けるんだと感じさせられました。
・挨拶が大事だと思いました。挨拶で相手からの印象が違うことがわかりました。
・保育士さんは、子どもが寝ている間にいろんなことをしていることがわかり、すごいなぁと思った。
生徒たちは、仕事を体験したことで喜びを感じたり、厳しさを知ることができ、有意義な2日間を過ごせました。自分の進路や生き方、今後の学校生活に役立ててくれると思います。ご協力いただいた事業所の皆様ありがとうございました。
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6月7日(金)5・6限を使って福祉体験学習を実施しました。
「高齢者疑似体験」「車イス体験」「認知症講座」の3つの内容を、熊野市地域包括支援センターから2名、熊野市社会福祉センターから3名の方々に、指導していただきました。
この行事のねらい
@ 自ら考え判断し、行動する機会とする。
A 体験を通して、相手の立場を考え、思いやりうぃ持って接することのできる実践力を養う。
指導に当たってくれた方々のていねい言葉づかいやご指導によって、普段はできない体験を肌で感じることができました。
以下、生徒の感想です。
・高齢者疑似体験をしてみて、高齢者は目が見にくく、動きにくいことがよくわかった。
・車イス体験では、手を洗うことができなかった。車イスの人でも使いやすい設備がもっと開発されたらいいと思いました。
・認知症にもいろいろな種類があることがわかりました。
4月の学校対抗戦(団体戦)に続いて、選手権大会(個人戦)の県予選が開催されました。入鹿中学校からは、男子・女子それぞれ4ペアが出場しました。
ほとんどの1年生は初めての公式戦で、とても緊張した様子でした。2・3年生は普段の力が発揮できた人も、できなかった人もいたように思いました。
結果は、県大会出場権利を得たのが、男子優勝の橋爪・前川ペアのみでした。この結果をしっかり受け止め、夏の中体連総体に向けてしっかり練習していきましょう。
尚、県大会は6月16日(日)三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 庭球場で開催されます。応援よろしくお願いします。
小雨の中、丸山千枚田田植えの集いに参加してきました。保存会会長の喜田さんから苗の植え方の説明を受けた後、学校田の田植えをしました。生徒たちは、小学校からの経験をフルに発揮し、手慣れた手つきで手際よく植えていきます。ALTの先生たちも一緒に参加してくれました。
学校田を植えた後は、4つの班に分かれボランティアとしてオーナー田の助っ人として大活躍してくれました。千枚田保存会の皆さんからも感謝の言葉をいただきました。
毎年恒例の生徒会主催「クリーン作戦」を実施しました。この日は暑い日になりましたが、全校を5班に分かれて活動しました。風伝トンネル〜通り峠バス停、通り峠バス停〜興国橋、興国橋〜学校、小川口〜学校、出合〜学校をそれぞれの班が受け持ち、空き缶やペットボトルなどのゴミを拾いながら歩いてきました。拾ったゴミは学校で洗ったり、分別をして市のゴミ収集に出します。生徒たちは、一生懸命に活動してくれ、道路はきれいになったと思います。お疲れ様でした。
2019年度前期生徒総会が行われました。前期生徒会は、11月に開催する入鹿中学校文化祭までが任期となっています。生徒会執行部、各専門委員会(図書委員会・保健衛生委員会・環境美化委員会)の活動計画について審議する大切な総会です。どの活動計画も承認されましたので、計画に沿って活動してくれると思います。
総会終了後、新入生歓迎会を実施しました。新入生に楽しんでもらうために、生徒会執行部が計画立案し、運営も行ってくれました。1年生はこのような行事を通して、入鹿中学校の一員としての自覚が芽生え、一致団結して取り組むことの大切さを感じ取ってくれたと思います。
2019年度第72回入学式を、平成31年4月9日(火)に挙行しました。新入生6名を迎え、3年生6名、2年生5名と合わせ全校生徒17名でのスタートしました。学校生活が充実できるように、全員で協力し合ってとり組んでいきましょう。