開かれた学校を目指し、地域の皆さんといっしょに子どもの成長を見守ります。熊野市立井戸小学校

熱中症が心配なこれからの季節、マスクを外しても安心して登下校できるように、２ｍ程度の距離を保って歩く練習を1年生がしました。約２ｍごとに付けた色テープを目印にしながら、おしゃべりをせずに上手に歩けていました。

この日は土曜授業を利用して、緊急時を想定した児童の引き渡し訓練を行いました。大雨や地震、不審者の侵入など、緊急時に児童を安全に保護者に引き渡すための訓練で、毎年大雨シーズンを迎える前のこの時期に行っています。学校からの緊急メールを受けて、引受人に登録していただいている保護者に児童を迎えに来てもらい、担任がリストと照合してから児童を引き渡しました。当日はわりと強めの雨も降っていたので、臨場感のある訓練になりました。

集会では、まず地域の介護事業所の「わらき」さんから頂いた千羽鶴を紹介しました。これは、事業所に通うお年寄りの方々が、コロナの早期収束を願って、手作りのアクリルたわしと一緒に市内のすべての小中学校にプレゼントしてくれたものです。１羽１羽丁寧に折ってくださっていて、通所者のみなさんの優しい気持ちが伝わってきました。子どもたちも本当に千羽あることを聞いて、目を輝かせていました。そのあとは、児童会や委員会からの発表などもありました。

６年生が税金の仕組みについて学ぶ「租税教室」がありました。尾鷲税務署や尾鷲法人会の方に講師をしていただき、税金によって自分たちの暮らしが成り立っていることや、納税の大切さについて学びました。最後は1億円の重さを体験させてもらいました。

この日は全校児童を対象に「スマホ・ケータイ教室」を行いました。NTTドコモ東海さんに講師をして頂き、リモートでスマホやタブレット、インターネットなどの安全な使い方やマナーなどを学びました。低学年でも自分用のスマホを持っている子もいます。今後もこのような機会を通じて、思わぬトラブルに巻き込まれないように、子どもたちの安全意識を高めていきたいと思います。